本八幡の整体、風の整体院の岩田です。加齢の問題は、誰にとっても避けられないものです。個人差はありますが、男性は30代、女性は40代に差し掛かったあたりから、体力の衰えを自覚することが多くなります。特に腸にとって問題なのが、排便反射機能の衰えと、腹筋や肛門括約筋の筋力の低下です。つまり、便意を感じにくくなることと、便を肛門から外へ押し出しにくくなること、この2つが同時に起こってしまうのです。これらは高齢者の便秘の大きな原因となります。年齢を重ねるにつれて腸の機能は衰えてくるので機能を保つためには腸の内側と外側から鍛えていく必要があります。内側は食生活で、外側は運動で鍛えることができます。特に排便のためには、腹筋と肛門括約筋を鍛えることが大切です。また、排便のときにおすすめなのが、前かがみのトイレ体勢です。普段の肛門の内部では、恥骨直腸筋という筋肉が便のストッパーとなっているのですが、排便時には邪魔になってしまうのです。体を前方に傾けることで恥骨直腸筋が緩むと、便がスムーズに出るようになります。実はこの姿勢は、和式トイレの排便姿勢とそっくりです。便秘の方はお試しください。
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