本八幡の整体、風の整体院の岩田です。腸の動きを見てみると、交感神経の働きが高まるとぜん動運動が停滞し、副交感神経の働きが高まると活発になります。腸の働きがもっとも活発になる時間帯は、副交感神経が高まる夜、特に睡眠中である夜中の間です。私たちが寝ている間に、体の中では副交感神経の働きで腸が活発に動き、腸内に残った消化物を排泄する準備を整えているのです。また、こうした1日の大きな流れとは別に、食後には副交感神経が高まるので、腸の働きが活発になり、消化吸収が進みます。ですから食事のあとに休憩する「昼休み」の習慣は、腸のために必要な時間なのです。交感神経と副交感神経のバランスがうまく取れていると、腸の動きが安定するので、本来の働きができるようになります。栄養たっぷりの血液が全身を巡るため代謝がアップ、免疫力があがって風邪をひきにくくなり、疲れがたまりにくくなり、便秘もしにくくなり、体調もよくなってくるし、気持ちも軽くなってくるなど、いいことずくめです。反対にこの2つの神経のバランスがうまく取れていない場合、交感神経が優位に偏っている人は便が動かず、便秘になって腸内環境が悪化します。副交感神経に偏っている人は、腸が疲れる原因となります。自律神経を本来の1対1のバランスに整えてあげることが、腸内環境の改善へとつながるのです。
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