本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「人生100年時代」という言葉がすっかり現実味を帯びてきて、女性に至っては過半数が90歳を超えるようになりました。その一方で、切実な問題となっているのが「健康寿命」です。日本人の場合、平均寿命と健康寿命の差が10年前後あるといわれています。つまり、寝たきりになったり介護を受けたり、日常生活に何らかの支障のある期間が平均で10年前後あるということです。長生きはいいことですが、「できることなら健康なまま長生きしたい!」というのが誰もが抱く共通の願いでしょう。実は、入浴習慣は介護が必要になるリスクを減らすことがわかっています。全国18市町村に住む要介護認定を受けていない高齢者1万3786人を対象に、3年間の追跡調査を行い、夏と冬の浴槽入浴(湯船に浸かって入浴すること)の頻度と、その後に要介護認定を受けたかどうかの関係を調べました。その結果、夏も冬も、毎日お風呂に入っている人は、週に0~2回しかお風呂に入っていない方に比べて要介護認定を受けるリスクが3割ほど減ることがわかったのです。これは千葉大学の研究チームが行った研究の結果です。千葉大学の研究チームがこれまでに行ってきた調査では、およそ半数の人が毎日、浴槽入浴を行っています。逆にいえば、残り半分の人は、毎日は入っていない(シャワーで済ませてしまっている)ということです。ただ毎日湯船に浸かって入浴するだけで、前述のように、将来的に介護が必要な状態になるリスクを3割も減らせる、つまりは健康寿命を延ばすことができるのなら、毎日入らないのはもったいないと思いませんか?
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