本八幡の整体、風の整体院の岩田です。よく嚙むことは、唾液の分泌を促して口の中をきれいにすると同時に、消化・吸収の働きや免疫力を活性化するなど、若さと健康を維持するための必須条件といえます。また、最近はアゴの発達がよくない人が増えていますが、これもしっかり嚙まないことが要因の一つになっています。アゴが未発達だと、前歯が出るなど歯並びにも影響してきますし、ちゃんと口が閉じられない人も少なくありません。口を開けたままで口呼吸が多くなると、その分、口の中が渇きやすくなります。何かを食べるときに、意識してしっかり嚙むようにすることが重要ですが、よく嚙まないと飲み込みにくいものを食べるというのも、ひとつの方法です。例えば、硬いもの。ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類、炒り大豆などはよく嚙まないと飲み込めませんね。野菜も、火を通すより生のままサラダなどで食べたほうが、嚙み応えがあります。また、コンニャクや餅、高野豆腐、イカ、タコなど弾力のあるものも、簡単には嚙み切れないので自然によく嚙むことになります。食物繊維の多いもの、例えば、ゴボウやタケノコ、切干大根などに、キノコ類、海藻類も、ちゃんと嚙み切らないとのどを通りにくいので◎。これらのものは、唾液の分泌を促しますし、歯を強くするカルシウムやビタミンA、ビタミンCなどを含んだものが多いので、とても有効です。ちなみに、カルシウムは歯や骨に、ビタミンAは、歯の中でも特にエナメル質、ビタミンCは象牙質の強化に必要です。唾液腺もビタミンCをたくさん必要としています。よく嚙むようにするためには、素材を大きめに切ったり、いくつかの素材を組み合わせて食感に変化をもたせたりするのが効果的です。また、加熱時間や調理法にもひと工夫を。野菜は加熱するほど柔らかくなりますし、肉は硬くなります。汁気の多い料理は、素材をあまり嚙まずに流し込んでしまうこともありますので、煮もの、汁ものより、焼く、炒める、揚げるなどの調理法がよいでしょう。同じ理由で、食事中に、水やお茶を飲み過ぎるのも避けたいもの。お茶を飲むなら、食後にゆっくりがオススメです。
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