本八幡の整体、風の整体院の岩田です。仕事などで外出した日、帰宅してから寝るまでの時間をあなたはどのように過ごしていますか?趣味や勉強、家族団らん、翌日の準備…など、いろいろなことをすると思いますが、多くの方に共通するのが、「食事」、「入浴」だと思います。入浴は体温、血流、自律神経、メンタル面など様々な観点から効果を求めることができるので、毎日の疲労回復にはいい習慣ですね。もともと元気な人はこれまで通りの「食事」、「入浴」の順番でもよいのですが、「疲れやすい人」「疲れきってしまった人」や自律神経が過緊張な人は、この「食事」と「入浴」の順番を逆にしていただくだけで、疲れの溜まり方、抜け方が変化します。ぜひ一度試していただきたい順番は「入浴→食事→就寝」です。これは自律神経の働き方から見ても正しい順番といえます。食事をとると、内臓が働き始め、体は消化・吸収をするためのモードに切り替わります。消化・吸収がスムーズに行われるのは、副交感神経が働いているときです。睡眠に入る前には血流量が一時的には上がりますが、これは心拍数が速くなっているのではなく、副交感神経の働きによって血管が拡張している「休息モード」のサインなのです。一方、お風呂に入ると、上がった体温を下げるために心拍数が速くなり、体の表面に血流を多く循環させます。心拍数が速くなるのは、交感神経が働いているときです。脈が速くなっている状態は「活動モード」ですので、温かいという感覚によって気持ちはリラックスしているけれど、体は頑張って血流を循環させているというわけなのです。つまり、「食事=副交感神経モード」「入浴=交感神経モード」「就寝=副交感神経モード」となります。そして、自律神経の切り替えがシンプルなほど、体はスムーズに休憩モードに入ることができるので、「入浴」→「食事」→「就寝」という流れのほうが、効率のいい回復ができるのです。
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