本八幡の整体、風の整体院の岩田です。疲れやすい人は、往々にして働きすぎの傾向があります。働きすぎている人の多くは、真面目な人です。真面目な人は、ひとつの健康法を知ると一生懸命におぼえ込み、厳格に実施しがちです。あまり厳格に実践すると、むしろ「体の声」を聴き落として、自分の体に合わないことをしてしまい、体調を崩しやすくなるかもしれないのです。そもそも今までとは違う習慣を、無理に実行しようとすること自体がストレスになり、交感神経を緊張させ、疲れやすい体質を助長しかねません。ですから、気楽に休日からでも始めてみたらどうでしょう。なかなか休日を取れない人は、まず休日を取ることから始めればよいと思います。人間、考え方も、体質も、生活も、人生も、急激に変えることは難しいものです。それぞれに「慣性の法則」のようなものが働いているからです。体の声を聴きながら、少しずつ努力をして、軌道修正をするしかありません。そうした中で、ある日ふと気がつくと、「そういえば、ずいぶん疲れにくくなったな」と感じられる状態になっています。真面目な人、忙しくて疲れている人にとっては、そのくらい気楽に始めるのが、ちょうどいいと思います。みなさんの中には、自分なりのストレス解消法をお持ちの方もいるでしょう。休日などに好きな趣味に没頭し、仕事のストレスから解放されようとしている方は多いのではないでしょうか。しかし、好きでやっていることが本当にストレス解消になっているのかどうか、1度チェックしてみることも意外に重要です。たとえば、平日が忙しくて、交感神経が優位気味の人が、休日に、あまり交感神経が優位になるようなことをすること、かえって疲れが増すかもしれません。平日に目を酷使している人が、休日にも目を使いすぎると、ますます交感神経が緊張して疲れます。休日には、ごろ寝をして、チャンネルを切り替えながらテレビを長時間観たり、ゲームをする人も多いかもしれません。仕事でパソコンの画面を見るよりはましだとしても、やはり目は疲れます。その最中は、楽しい情報が自動的に流れてくるので、スッキリしますが、夕方ごろ一息つくと、「ちょっと疲れたな」と感じるのが普通です。やはり休日くらいは、目を休めなくてはいけません。一方日ごろラクをしすぎて疲れやすくなっている子どもたちが、休日もゆっくり休む生活をしていると、ますます疲れやすくなってしまいます。お父さん、お母さん、子どもたち…家族それぞれに自律神経のバランスが違うでしょうから、それぞれの現状を観察し、バランスを取り戻すのにふさわしい過ごし方をするとよいと思います。
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