本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「瞑想」と聞くと、禅やヨガなどを想像されるかもしれません。しかし、そうかしこまって考える必要はありません。「リセット」くらいのつもりで考えるのが、ちょうどいいと思います。ちょっとのあいだ「ボーっとする」、この程度でいいのです。瞑想には、集中力を回復させる、不安をやわらげる、痛みを緩和するなど、さまざまな精神作用があることが報告されています。「瞑想」未満の「リセット」は、研究結果こそありませんが、有害とは考えにくいでしょう。「瞑想」の利点を、少しは享受できると考えるのが自然だと思います。できれば静かな場所で、テレビなどの雑音を断ち、ボーっとしてみましょう。時間は、特に決まった長さはありません。多忙なわたしたちにとっては、5分くらいがいちばん抵抗のない長さかもしれません。本格的な瞑想となると、20分程度、しかも頭の冴えている朝におこなうことを推奨しているようです。しかし、現代人は午前中バタバタしていてなかなか瞑想をおこなう余裕はありません。むしろ、午前中の仕事をやり終えて昼食を取ったあとの昼休みなどは、リセットするにはいい時間かもしれません。集中力を整えて、午後の仕事に臨む準備をすることになります。退屈になってくるかもしれませんが、そうなったら呼吸に意識を向けましょう。息をゆっくり吐くことをこころがけ、「ボーっとすること」に意識を集中させましょう。呼吸法が大切です。目を閉じて、1度腹部にグッと力を入れて、圧力を内蔵全体にかけてみましょう。こうすることで、からだをリラックスさせるはたらきをする副交感神経が活発になります。そして、吐く時間を長く取る呼吸法をします。鼻から息を吸ってゆっくり数を数えながら、鼻から息を吐き出します。吐く時間を吸う時間に比べて倍以上取りましょう。これを、数回繰り返します。意図的に胸を圧迫して腹部でしか呼吸できないようにすると、腹式呼吸が徹底できます。おなかで、吐く時間を長くゆっくり取るようにするのです。副交感神経がはたらいてくれることで、脳のリラクゼーション効果も得られます。長期的に瞑想をおこなっている人は、脳の海馬の体積が大きくなる、「脳のシワ」が増える、脳溝が複雑に織り込まれるなど、脳の神経細胞にとっても有益であることが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のグループによる研究で報告されています。
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