本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。トマトにはビタミンA、C、Eという三大抗酸化をはじめ、余分なナトリウムを排出するカリウム、肌荒れを防ぐビオチン、毛細血管を強化するビタミンP、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれています。トマトにはさまざまな栄養素が含まれていますが、やはり注目は赤い色素成分の「リコピン」でしょう。リコピンはカロテノイドと呼ばれる色素の一種で、高い抗酸化力で生活習慣病を予防し、血管を若々しく保つ働きを持ちます。人の血管は加齢とともに酸化が進むと衰え、血液の流れが滞りやすくなります。これが脳梗塞や心筋梗塞のになる動脈硬化ですが、トマト含まれるリコピンは、活性酸素を除去して血管の酸化を防ぎ、動脈硬化を予防する働きがあります。また、リコピンには血管のつまりを防ぐ「善玉コレステロール」を増やす働きもあります。食事と一緒にトマトを1日1個半(300g)、1ヶ月摂取し続けた実験では、摂る前に比べて、血液中の善玉コレステロール濃度が約15%上昇したという結果が報告されています。うれしい働きをもつトマトですが、食べるなら、美味しく、より効率よくリコピンを摂取したいものです。そこで、リコピンを上手に摂取する食べ方を紹介します。まず、トマトを食べる時間は「朝食」がおススメです。トマトを「朝」「昼」「夜」それぞれの時間帯に摂取してリコピンのへの吸収率を調べたところ、「朝」にトマトを食べた場合、最も吸収率が高まることがわかりました。理由ははっきりしていませんが、寝ている間は体内に食物が入ってこないため、朝食に食べることで吸収率がより高まるとみられています。また、リコピンは脂溶性のため、油と一緒に調理すると吸収率を高めることができます。もちろん、生のトマトをオリーブオイルなどの油をかけて食べてもありませんが、より吸収率をしたいなら、トマトを油炒めにしたり、オリーブオイルをかけたトマトを電子レンジで加熱して食べるのがおススメです。リコピンは熱に強く、トマト缶など市販品にされる過程でも分解されずに残ります。トマトを食べ続けるのはちょっと…という人は、市販のトマトジュースや、トマトを乾燥させたドライトマト、ケチャップからも摂れます。トマトなら2個半、トマトジュースならコップ1杯程度が1日の目安です。健康効果を実感したいなら、継続することが大切です。
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