本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。人間にとって、夏の暑さや冬の寒さもストレスのひとつです。その意味でいえば、人はストレスなしには生きられません。ですが、日常的にストレスをため込んでいると、心はもちろん、体にも悪影響を及ぼし、恐ろしい病気を招くことになりかねません。実際、緊張を強いられた状態が続くと、自律神経のバランスが崩れて血圧や血糖値が上がったり、血中脂質が上昇し、動脈硬化になりやすいことがわかっています。動脈硬化が進めば、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの発生リスクも高まることになります。自分にあったストレス解消法を見つけることも大切ですが、栄養面では、ビタミンC、ビタミンB群、カルシウムやマグネシウムを意識して摂ることをおススメします。まず、ビタミンCは、抗ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の材料となるビタミンです。ストレスを感じると、体はストレスに対処するため、一時的に血糖値を上げ、副腎皮質からコルチゾールが放出されます。その材料となるビタミンCは、ストレスが続くと大量に消費されるため、どうしても不足しがちになるのです。同様に、ビタミンB群やタンパク質も、副腎皮質ホルモンとともに消費されてしまいます。食事で補うには、タンパク質とその代謝に必要なビタミンB6の両方を含むカツオ、マグロ、サケなどの魚や、玄米、小麦胚芽パンなどがおススメです。感情をコントロールするうえでは、カルシウムも積極的に摂りたいです。血中のカルシウム濃度が下がると、イライラや不安を感じやすくなるといわれています。ただ、カルシウムだけを摂ればよいというわけではありません。カルシウムを過剰に摂取すると、マグネシウムの働きが阻害されてしまうからです。マグネシウムも、カルシウムと同様、骨の形成にかかわるミネラルで、不足すると疲れやダルさ、イライラなどの症状があらわれます。理想的なバランスは「カルシウム2に対して、マグネシウム1」。マグネシウムはアーモンドなどのナッツ類、魚介類、藻類、野菜、豆などに多く含まれているので、カルシウムとともに積極的に食事に取り入れましょう。
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