本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。甘味料に使われたり、「糖」の字がつくことから、砂糖の一種と思われがちなオリゴ糖。しかし砂糖とは構造が異なり、体内でも異なる働きをもっています。オリゴ糖は一般に、単糖(糖質の最小単位)が3つ以上集まった糖質のことです。胃や腸で消化されることなく大腸まで届き、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やす働きがあるといわれています。また、単糖の集合体であるオリゴ糖は、その組み合わせによってフラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖…など多くの種類があるのも特徴のひとつです。商品にもよりますが、オリゴ糖のほうが砂糖よりカロリーの低いものが多いです。低カロリーで腸にうれしい効果が期待できるオリゴ糖ですが、じつは日本人に最も身近な「ご飯」にも含まれている成分です。しかも、ご飯のオリゴ糖を増やす「裏ワザ」があります。簡単なので、ぜひ試してみてください。普通、米を炊くときは、米をといだあとに吸水させます。このとき、水ではなく、40℃のお湯で吸水させるのです。40℃のお湯に浸けると米の酵素の働きが活発化してデンプンが分解され、米に含まれるオリゴ糖を飛躍的に増やすことができるのです。このほか、オリゴ糖を豊富に含む食品は、大豆などの豆、タマネギ、ゴボウ、アスパラガス、バナナなどです。これらの食材にはオリゴ糖だけでなく、食物繊維も豊富に含まれています。裏ワザでオリゴ糖を増やした白米に、豆腐や納豆などの豆製品、野菜を組み合わせれば、オリゴ糖と食物繊維を豊富に摂ることができ、腸内環境を整える働きがさらにアップします。
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