本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。疲れと骨盤のゆがみは関係ないと思っている人も多いと思いますが、そんなことはありません。骨盤にゆがみがあると一晩寝ても疲労が抜けなくなってきます。それはなぜかというと、骨盤がゆがむことによって、体の循環が滞るからです。忙しくて休みたくても休めない人には骨盤のゆがみが致命的になってしまうのです。骨盤の構造を簡単に説明すると、骨盤は2つの骨からなり、その間には仙骨という背骨の土台になる骨がはさまれています。その仙骨が呼吸により動くことによって脳脊髄液が循環しています。脳脊髄液が循環しなくなると、脳を含む神経系の機能が極端に落ちていきます。要するに体のすべての機能が落ちてしまうということです。疲労回復でいうと、回復に必要な血液循環や解毒作用のある肝臓などの内蔵機能も当然落ちてしています。寝ているときだけでなく、活動するために覚醒しているときも骨盤がゆがんでいると体中の筋肉が張ってしまい、疲労が溜まりやすくなります。少しでも骨盤の状態をよくするために、骨盤のゆがみを整えるストレッチを3種類ご紹介します。
①腸腰筋のストレッチ
腸腰筋とは、背骨や骨盤に付着している筋肉で、緊張すると骨盤自体が傾いてしまいます。しっかりストレッチを行ない、疲労を溜めないようにしましょう。やり方は、まず足を前後に大きく開き、前の足を90度に曲げ、後ろの足は足の甲を地面につけるように置きます。このとき後ろの足は動かさないようにして、大腿部を骨盤から引き抜くように軽く前方に引っ張ると腸腰筋がストレッチされます。
②大腿四頭筋のストレッチ
大腿四頭筋とは骨盤から大腿部の前面を通り、膝のお皿の下に付着する筋肉です。疲労が溜まり筋肉の伸び縮みが悪くなると、骨盤自体を前に引っ張り、腰痛になりやすくなってしまいます。やり方は片足で立ち、反対側の足の膝を曲げ手でつかみ上に引っ張ります。この筋肉が疲労すると姿勢が正しく保てなくなるので、ストレッチが欠かせません。
③中殿筋のストレッチ
中殿筋は骨盤のゆがみと非常に関連が深い筋肉です。特に骨盤が広がってくると、より負担がかかってきます。ストレッチで疲労を抜くことによって、より骨盤を支える力が回復してきます。やり方は、座った状態で、片足は膝を曲げてあぐらの姿勢、もう片方の足は膝を立てて反対側のあぐらの姿勢にした足をまたいでください。その状態で、立てている膝を自分の方に抱え込みます。
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