本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。必須脂肪酸という言葉をご存知でしょうか。聞いたこともないという人がほとんどかもしれませんが、健康に不可欠な要素なので簡単に説明します。「脂肪=肥満や生活習慣病」というように、脂肪という言葉によくないイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、この必須脂肪酸は、体にとってとても大切な栄養素となります。しかも自分の体で合成することができないため、外から摂取するしかない栄養素であり、意識的に摂る必要があります。必須脂肪酸は私たちの体を構成している細胞膜や体の機能を調整するホルモンをつくる原料であり、体のほぼすべての機能に関係しています。必須脂肪酸の不足から来る症状は、非常に広範囲で軽症から重症まで幅が広く、免疫力の低下、傷の治りが遅くなる、月経不順、無月経など卵巣機能不全、不妊、流産、炎症が起こりやすい、関節がむくむ、腎臓のトラブル、高血圧など多岐にわたります。脂肪酸とは、脂肪に含まれる栄養素のことで、動物性、植物性、魚油に分けられます。さらに植物性脂肪酸が3つに分けられます。この植物性の3つはオメガ3系とオメガ6系、オメガ9系と言われます。現代人の食生活ではオメガ6系(サラダ油などに含まれるリノール酸)の摂り過ぎでバランスが崩れている人がほとんどです。休む時間がなかなかとれない人は、特に普段の食生活が大切になるので、特にオメガ3系の必須脂肪酸を意識的に摂りましょう。オメガ3系の入った油は、亜麻仁油、シソ油、エゴマ油が有名です。油と言えば加熱して使う場合がほとんどですが、これらの油は熱に弱いので、加熱してしまうと本来の効果を発揮できません。そのままで料理にかけて食べてください。
コメントをお書きください