本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。ご存じの方もいるかと思いますが、メジャーリーガーの前田健太投手がウオーミングアップにしている体操、通称「マエケンダンス」と言われている運動があります。野球をする前の準備運動としてだけでなく、肩こりにも非常に効果があります。それは、この体操が肩甲骨の可動範囲を広げ、肩を効率よく動かす体操だからです。普段の仕事がデスクワーク中心で肩こりを感じている方は肩甲骨をほとんど動かす機会がなく日常を過ごしています。そうすると、肩甲骨の可動域はだんだん失われ、肩の筋肉への血行が悪くなり、肩のコリはひどくなる一方です。そういった方は、肩甲骨の可動域を広げることによって肩こりを解消することができます。ではなぜ、肩甲骨を動かすと肩こりがラクになるのでしょうか。まずはちょっと難しい解剖学のお話しですが、肩甲骨には「僧帽筋」という、頭と胴体と肩を支える筋肉が付着しています。よく肩がこったというときの筋肉はまさにこの僧帽筋なのです。僧帽筋は肩甲骨に付着しているので、肩甲骨を動かせば当然僧帽筋も動きます。筋肉を動かすことによって、滞った血液が押し流されて、新しい血液が流れ込んできます。そのため、肩がこったときだけでなく、朝と夕方など定期的に肩甲骨を動かす運動を行なうことで、肩がこりにくい体になってきます。しかも、この体操は僧帽筋をただ動かしているだけでなく、肩甲骨の可動域を広げるので、今まで決して伸ばされることのなかった範囲まで伸ばすことができ、ただ肩を回したりするより断然効果が上がるわけです。
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