「脳疲労」かも?

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。いまや日本は「疲労大国」といわれ、日本人の約60%が何らかの疲れを感じていることが、文部科学省が行った疫学調査で明らかになっています。多くの人が、「仕事や運動をすれば体が疲れるのは当たり前」と思っています。しかし、疲労の実態を解明するために行ったさまざまな調査によると、一部の激しい運動を除いて、通常の運動では筋肉はほとんどダメージを受けておらず、体そのものは疲れていないケースが大半です。実は疲れているのは体ではなく、脳の「自律神経の中枢」だったのです。自律神経は、心拍数や呼吸、体温調節を24時間休みなく制御しています。そこへ環境の変化や運動など、さらに大きな負荷がかかると、「自律神経の中枢」への負担も増大します。この「自律神経の中枢」の疲れこそが、疲労の正体なのです。そして、脳はこのシグナルを受け取ると、これ以上活動しないように、「体が疲れている」と勘違いさせます。これが、私たちが感じている「疲労感」です。