「おいしくない」食事は悪影響

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。「おいしくない」食事を無理にとりつづけるほど、自律神経のバランスアップに悪影響があるものはありません。そもそも食事とは、本来、楽しいものです。生命を維持するために必要なエネルギーや栄養素を摂取するというだけでなく、仕事や人生や人間関係や友情や恋愛を、より豊かに充実させるためのモチベーションを高めてくれる豊かでしあわせなものです。ですから、「これはダメ」「あれはダメ」というような細かいことは、極力、言うべきではないでしょう。なぜなら、それがどんなに「体にいい」食事であったとしても、「おいしくない」食事は、それだけでストレスになり、結果、腸内環境の悪化や血流の悪さにつながり、何よりも自律神経のバランスをダウンさせてしまうからです。そして、実は「ストイックな生き方(食べ方)は、きれいな腸をつくらない」のです。「第2の脳」と呼ばれる腸は、自律神経の働きにダイレクトに関わっているだけでなく、精神的な影響を受けやすい器官です。たとえば「仕事や人間関係のストレスで便秘になった」「大事な会議やプレゼンの前は、いつもプレッシャーとストレスで下痢になってしまう」というのも、腸が精神的なダメージを受けやすい証拠です。そのメカニズムをごく簡単に説明すると「ストイックになり過ぎる→できなかったときに自己否定や自己嫌悪に陥ってストレスが増える→腸内環境が悪くなる→自律神経が乱れる」そして、自律神経が乱れると、まさに体にとっても、悪影響ばかりです。それはなぜかというと、副交感神経の働きが下がり、その結果、血管が収縮して、末梢まで血流が流れにくくなって、血液はドロドロになり、全身のあらゆる器官、細胞がどんどん調子を悪くしてしまうからです。現代社会に生きていると、ただでさえいろいろなストレスに晒されます。そのストレスを解消してくれるものの1つが、「おいしい」食事です。それなのに、そんな食事の楽しみさえガマンして、さらに「あれはダメ」「これもダメ」というような、新たなストレスを加えるというのは、まったくのナンセンスです。