お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。油というのは、カロリーが高い=太るというイメージを持っている人が多いと思います。ですから、ダイエットのために油ものを控える、油抜きの食生活をしているという人の話もよく耳にします。腸内環境を良くして、自律神経を整えるには、むしろ、上質な油はとったほうがいいと思います。なぜなら、油脂というのは、便の潤滑油にもなってくれるからです。たとえば、おススメは、酸化されにくいオレイン酸をたっぷり含んだオリーブオイルや亜麻仁油です。これらは、腸のなかで、便の潤滑油になって便秘を防いでくれるだけでなく、ポリフェノールなどの抗酸化物質も豊富に含み、それが悪玉コレステロールを減らし、細胞の老化を防ぐ作用もしてくれると言われています。また、腸内の炎症を抑え、善玉菌を増やし、血液の流れを良くして腸内環境を整える働きもしてくれるからです。目安は、朝食の際にスプーン1杯です。もちろん、オリーブオイルも亜麻仁油もカロリーはありますが、朝は代謝もいいですから、スプーン1杯くらいの油のカロリーは、「ダイエット」という意味でも、まったく問題ありません。むしろ、積極的にとったほうが、腸がよく働き太りにくくなります。ただし、いくら油が便の潤滑油にいいといっても、酸化した油脂やトランス脂肪酸は、なるべくなら避けてください。空気に長く触れたり、加熱されて酸化した油脂は、体内で「過酸化脂質」というものに変わり、それがいわゆる「悪玉コレステロール」を増やしてしまい、腸内環境を悪くし、自律神経の働きを乱してしまうからです。ちなみに、マーガリンやショートニング、加工油脂に含まれているトランス脂肪酸も、過酸化脂質と同じ作用をするので、なるべく避けたいものの1つです。
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