お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。人は自分の思い通りにならないことや、理解できないことに直面したときに怒りを覚えますが、自分が人より怒りっぽいと感じる場合、その原因は「聞く力」の欠如・低下にある可能性が考えられます。たとえば家族に対して、常にイライラを抱えている人は、相手を理解する以前に、そもそも相手の話をちゃんと聴けていないケースが多いのです。ところが、本人はそれを自覚していません。そういう人は、怒りの原因が自分の側にあることに気づかず、どうにもならない感情を相手や物にぶつけてしまうわけです。怒りっぽさを克服するためには、まず、じっくりと相手の話を聴いて、その内容を誤解なく自分の中に落とし込むためのトレーニングが必要です。その点、人の言葉が一方的に流れてくるラジオは、「黙って聴く」訓練にはもってこいで、流しているだけで聴覚系や理解系の脳番地が鍛えられていきます。また、ラジオを聴いた感想をノートに書き起こしてみるのも良いかもしれません。そうすれば、文章を書く過程で、自分が相手の話を正しく理解しているのか、客観的に分析することができます。「聞く力」を強化するためには、まず「自分は本当に相手の話を正しく聴けているのか?」と、自分自身に問いかけてみることが大切なのです。相手の言葉を冷静に聴くことができれば、家庭や職場のディス・コミュニケーションは減り、より円滑な人間関係を築けるようになるでしょう。
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