お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。現代人は今こそ過剰な視覚優位の状態から脱却し、脳の発達バランスを整えなければなりません。そのためには、「聞く力」が特に大切になってくるのです。「聞く力」とは、音以上の情報を多く含んだ「生の声を聞く力」のことであり、それはコミュニケーション能力に限らず、あらゆる情報を取り入れ、自分自身の能力を伸ばしていくために必要な「人間力」の根幹なのです。だからこそ、「聞く力」の強化は現代人には必須なのです。「聞く力」の重要性は聴覚系脳番地のみを重要視するということではありません。一番重要なのは、視覚系などひとつの脳番地に偏りすぎないことです。そうしないと、ひとつの脳番地に疲労が蓄積し、その部位の機能が落ちてしまいます。バランス良くさまざまな脳番地を使うようにしましょう。私たちの脳は聞くことを中心にして、いろいろな脳の番地同士がつながっています。
・聞いてから、合図で動く(聴覚と運動)
・聞いてから、考える(聴覚と思考)
・聞いてから、伝える(聴覚と伝達)
・聞いてから、怒り出す(聴覚と感情)
・聞きながら、見る(聴覚と視覚)
・聞きながら、理解する(聴覚と理解)
・聞きながら、記憶する(聴覚と記憶)
この例のように、脳の聴覚系脳番地は他の7つの番地と常に双方的なやり取りをしているのです。したがって、聴覚系脳番地を鍛えることは、脳全体の強化につながるというわけです。
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