お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。おしりの筋肉には大きく3つの役割があります。
その① 身体を支える…おしりの筋肉は骨盤の後ろ側に位置しており、股関節の強力な伸展運動(上半身が前に倒れないように身体全体を真っ直ぐに維持する働き)をサポートします。おしりの筋肉が弱くなると股関節の伸展する力が低下し、上体が前方に倒れ、前かがみの姿勢になります。そうなると二足歩行はおろか、二足立位にまで影響を与えることになります。ちなみに静止姿勢で立っているだけでも股関節にかかる上半身の重さは体重の70%ほどだといわれています。体重50㎏の方は、立っているだけで常に35㎏ほどの重さの上半身を股関節が支え続けなければならず、それも垂直に保ち続けなければならないのです。また、歩くときは立っているときより身体が不安定になるため、股関節には体重の約3倍の負荷がかかるといわれています。これがどれだけ大変なことかは想像できると思います。おしりの筋肉は、私たちが立って歩くときにこのようなことを意識しなくても、しっかりと身体を支え続けてくれているのです。
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