お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。食べ物を飲み込みやすいかどうかは、食事を摂る際の姿勢によっても大きくかわってきます。「飲み込みやすい姿勢」の基本は、「軽くおじぎをする」ような姿勢です。頭を少し前に倒すと、のどが狭くなるため、気管よりも食道に食べ物が流れやすくなり、誤嚥をしにくくなるのです。また、誤嚥を防ぐ有名な方法には「うなずき嚥下」と呼ばれる飲み込み方もあります。やり方は簡単で、飲み込む瞬間だけ、下を向いてごっくんするのです。のどに溜まった食べ物を食道に入りやすくする方法として、高齢者にかぎらず、誰にでもおススメです。なお、上を向く姿勢が飲み込みやすいと思っている人も以外に多いのですが、これは間違いです。イスに座って食べる場合は、背もたれのあるイスに深く腰掛け、背中を伸ばし、頭をやや前に倒して食べるのが理想的です。イスに浅く腰掛けて背もたれに体を預けるような姿勢や、猫背で食べるのはよくありません。また、ベッドで食事を摂る場合は、リクライニングで上体を起こし、頭の後ろに枕などを挟んで、やや頭を前に起こした姿勢をキープしつつ食べるといいでしょう。
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