のどの筋肉は鍛えられる

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。女性も男性も、若いうちから少しずつのど仏の位置が下がり始め、とくに60代以降ガクンと下がってきます。男性では第5頸椎と第6頸椎の真ん中あたりにあったのど仏が、第6頸椎よりもかなり下のほうにまで下がってきます。注目すべきは、なんと40代から下がり始めている点です。おそらく、30代はもちろん、40代、50代だって「自分ののど仏が下がっている」などという自覚は持っていないでしょう。でも、のど仏の下垂は気がつかないうちにじわじわと進んでいて、何もしないまま放っていると、60代以降ガクンと落ちてしまうというわけです。のど仏の位置が下がるのは、のど仏を上下させる喉頭挙上筋群の力が落ちているという証拠です。この筋肉が衰えてのど仏が下がってくれば、喉頭が上がりづらくなり、喉頭蓋の「フタ」が閉まりづらくなって、誤嚥をする可能性がグッと高まってしまいます。しかし、飲み込み力の衰えに早く気づいてトレーニングを行えば、喉頭挙上筋群の衰えを防げます。飲み込み力は鍛えることができます。普段からのどの筋肉を鍛えていけば、飲み込み力が鍛えられ、衰えにストップをかけることができるのです。「のどの筋肉って鍛えられるの?」と思う人もいるかもしれませんが、筋トレをすれば腕や足の筋肉を太くできるのと同じように、のどの筋肉もトレーニングで鍛えれば、強く丈夫にしていくことが可能なのです。