骨トレに効く運動、効かない運動

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。骨を強くするには、運動が不可欠です。また、いくつになっても、骨は鍛えられます。それでは、具体的にどのような運動が骨力アップに有効なのでしょうか。実は、運動なら何でもいいという訳ではないのです。気をつけたいのは、骨を鍛える運動とは、筋肉を鍛える運動とは異なるということです。運動によって骨芽細胞を活発にしたり、カルシウムの骨への沈着を促進したりするには、骨に重力や衝撃が加わること、つまり適度な負荷がかかることが必須条件です。ですから、浮力が働いて重力が軽減してしまう水泳では、骨への負荷がかからないため、骨トレの効果を望めません。水泳は筋肉を鍛えたり、心肺機能を高めたりするにはとても有効ですから、水泳をしている人は、かかとに負荷のかかる水中ウォーキングをあわせて行うことをおすすめします。20代、30代の若い人はもちろん、60代までの体力や足もとに自信のある元気な方の簡単な骨トレとして、おすすめするのは「かかと落とし」と「ミニジャンプ」の2つです。いずれも、骨に機械的な負荷が加わり、骨形成を促進して強い丈夫な骨をつくるのに効果があります。かかと落としは、キッチンで料理をしながらでもできるので、こまめに行えます。ミニジャンプは、体重の何倍もの負荷が骨に加わるので、高い効果を期待できます。どちらの運動も何回かに分けて行ってかまいません。一度にたくさんやるより、気長に続けることが肝心です。