加工食品のリスク

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。加工食品は、安価で加工しやすいオメガ6系脂肪酸が多く使われています。加工食品をたくさん食べていると、炎症をもたらす「陸の油」を過剰に摂ることになります。さらにもう1つ、加工食品には心疾患のリスクを高める悪い油、「トランス脂肪酸」が含まれています。トランス脂肪酸は天然の植物油にはほとんど含まれていないのですが、水素を加えて加工する過程で発生します。マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどに多く含まれるほか、パン、ケーキ、ドーナツ、クッキー、スナック菓子、生クリームなどの原料として使われています。アメリカ食品医薬品局(FDA)は、トランス脂肪酸が心疾患のリスクを高めることから「安全とは認められない食品」として、2018年8月までに食品添加物としての使用を禁止すると発表しました。世界保健機関(WHO)もトランス脂肪酸の摂取量を抑えるべきとしていて、1日当たりの摂取量を総エネルギー量の1%未満とするよう勧告しています。これだけ危険視されているトランス脂肪酸ですが、日本では加工食品に使われており、どれくらい含まれているかという表示は義務付けられていません。加工食品をたくさん食べている人ほど、トランス脂肪酸をたくさん摂取していることは間違いないでしょう。