お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。食で若さを保つ方法として、ここ数年、世界的に注目を集めているのが「カロリーリストリクション」です。必要な栄養素を網羅したうえで、毎日の総摂取カロリーを標準の7~8割程度に制限する方法です。メタボを抑え、脳や血管をはじめ全身の細胞を若返らせる「アディポネクチン」というアンチエイジング・ホルモンが、カロリーリストリクションによって増加することが報告されています。動物実験では、カロリーリストリクションで長寿遺伝子がオンになることもわかっています。老化の原因となるフリーラジカルを消したり、免疫細胞を正常化したりする「サーチェイン」という酵素をつくり出せる働きをもつ遺伝子です。老化に関連するさまざまな働きをコントロールしていて、普段はオフになっているのですが、オンになると、染色体の先端にある細胞分裂の回数を決め、寿命の回数券ともいえる「テロメア」が保護されます。結果、血管の内皮細胞をはじめとする細胞が長生きして、老化が遅くなり寿命が延びると考えられます。暴飲暴食を続けると、「アディポサイトカイン」という悪玉ホルモンが増えて、血圧を上げたり、インスリンの働きを阻害したり、脂肪をためこんだり、さらには脳に食べるようにそそのかして、メタボを加速させてしまいます。会食や飲み会はなるべく週2日までにとどめ、外食が続いた週の翌週は、腹七分くらいに抑えましょう。それにより長寿遺伝子もオンになります。断食はやり方にもよりますが、空腹の時間が長すぎると体内時計が乱れ、体調を悪くする人もいます。朝昼晩と1日3食の規則正しいリズムを保ち、1食の量を少なめにするのが正解です。
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