お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。日々ダメージを受ける毛細血管の修復に必要なのは栄養、酸素、そしてホルモンです。ホルモンは全身をかけめぐり、体がうまく機能するようにサポートしている化学物質です。体内で日夜生み出され、実に100種類以上もあります。中でも血管の健康維持に不可欠で、全身の老化予防に大きな働きをするのが「成長ホルモン」です。成長ホルモンは若さを保つ「アンチエイジング・ホルモン」の代表格です。成長期には筋肉や骨など体の組織を成長させ、大人になってからは全身の細胞を修復して新陳代謝を活性化し、免疫力をも強化する万能ホルモンです。1日の分泌量の約70%が睡眠中に分泌され、もっとも深い眠りが訪れる、寝入りばなの3時間にピークを迎えます。つまり、毛細血管は夜、ぐっすり眠っている間にメンテナンスされ、若返っているのです。では、3時間眠ればOKかといえば、答えはNoです。睡眠時間が短いと、せっかく成長ホルモンが分泌されても、傷ついた細胞を修復させるために毛細血管が全身に運ぶ時間がありません。それでは宝の持ち腐れになってしまいます。長寿な人の睡眠時間を調べると7時間睡眠がもっとも多く、それより短くても長くても、心臓病の発症率や死亡率が高くなるというデータがあります。長生きの秘訣は、全身の毛細血管をゆるめて、成長ホルモンの通路を確保したうえで、7時間睡眠をとり、夜間に成長ホルモンを遺憾なく発揮させることにあるのです。
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