若ければ大丈夫?

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。最近では、若くても毛細血管が老けている人が増えてきていて、動脈などの太い血管は若さが保たれているのに、毛細血管がもろくなってゴースト化していることがあります。その背景には生活習慣の乱れがあります。ファーストフードや極端なダイエットで食事が偏っていたり、夜遅くまでスマホを使用して睡眠不足だったり。そんな不規則な生活を続けていると、体内時計がずれて、自律神経やホルモンのバランスが乱れ、体は慢性的な時差ボケ状態になります。当然、毛細血管にも悪影響を及ぼし、さらなる体調不良を引き起こします。10代、20代の成長過程であれば、成長が頭打ちになる可能性があります。日頃の症状では、常にだるい、寝て起きても疲労感が抜けないなど、体がシャンとせず、若いのに老人のような感じです。メンタル的にも緊張しやすく、些細なことでもストレスに感じてしまい、不登校や出社拒否といった負のスパイラルに陥ることもあります。30代になると老化の加速につながります。細胞に栄養が行き渡らないためメンテナンスが滞り、各臓器の働きが落ちて胃もたれや便秘といった不調が起きたり、風邪やインフルエンザといった感染症にかかるなど、具体的な病気に結びつきやすくなるのです。若いうちは自律神経やホルモンの力にも余力があるため比較的早く回復でき、すぐに大きなトラブルになることは少ないですが、侮っているとそのツケは必ず回ってきます。体も心も健やかに生きていくために、若いときから毛細血管に意識を向けてほしいものです。