お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。人の人生はとても長いです。いまや90年~100年生きるのも当たり前のような状況になりつつあります。日本人がまだちょんまげを結っていた時代は「人生50年」と言われていました。その頃は、筋肉は「ただ体を動かすためだけの役割」をしてさえいればよかったのです。50年の寿命であれば、それでまったく問題がなかったわけです。ところが現在、プラス何十年も長生きするようになって、大きく様相が変わってきました。寿命が延び、寝たきりの問題などが取り沙汰されるにつれ、どう筋肉を維持するかという問題にスポットライトが当てられるようになってきたのです。筋肉をつけておくのとつけておかないのとでは、歳をとってからの生活の質に大きな違いが出ることになります。このため、昔は筋肉などに見向きもしなかった研究者や医師たちも、筋肉の持つ働きや効果に注目するようになってきました。その結果、筋肉が人の生命活動に及ぼしている影響の大きさがクローズアップされるようになってきたわけです。つまり、筋肉という器官に対する人々の考え方や接し方は、近年ものすごい勢いで変わりつつあるのです。今後人の寿命はもっと延びていくでしょう。そうなってくれば、筋肉に対する注目度は、ますます大きくなってくるかもしれません。これからは、自分の20年後、30年後、40年後を見据えて若いうちから筋肉をつけていく時代です。80歳、90歳、100歳まで健康で若々しく生きていくことを見据えたうえで、筋肉の力を引き出していくべきなのではないでしょうか。将来に備えて筋肉をつけていくには、筋肉をお金の貯金のように考えてみるといいでしょう。「将来のために、今から筋肉を貯蓄しておこう」という考え方をしていくといいと思うのです。ただ、注意しておかなくてはならないのは、この筋肉の貯金は何もしていなければどんどん減ってしまうという点です。2ヶ月運動して貯めた筋肉は、次の2ヶ月サボっていればみるみる減って無くなってしまうのです。ですから、休んだりサボったりすることなく、一生貯め続けていかなければならないわけです。
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