お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。あなたは、健康でしょうか。そして健康であることに、自信があるでしょうか。もし、自分が健康であるとはっきり言えるようであれば、それだけで長生きできる可能性が高くなります。「健康かどうかなど主観でしかなく、そう思い込んでいるだけかもしれない」という反論もあるでしょう。健康の度合いというのは確かに自らの感覚次第なのですが、実際に自らを健康であると信じている人ほど、死亡率が低いという研究結果があるのです。東京都健康長寿医療センター研究所では、長年にわたって数千人規模の高齢者の追跡調査を行い、その結果をもとに健康長寿の秘訣を「長生きの10ヵ条」としてまとめています。10ヵ条として揚げられているのは、たとえばコレステロール値などの血液中の値や、禁煙やほどほどのお酒といった生活習慣などの項目ですが、そのなかに「自分は健康であると思っていること」という項目があげられています。これは、自分の健康度を「非常に健康」「まあ健康」「あまり健康でない」「健康でない」の4つのうち、どう感じているかという「主観的健康度」です。4つの選択肢から選んでもらい、回答ごとの死亡リスクを調べたところ、「非常に健康」と答えた人に比べ、「あまり健康でない」「健康でない」というネガティブな回答をした人は、死亡リスクが2倍以上高くなっていることがわかったのです。その理由として考えられるのは、健康の不安を抱えていること自体が、自らの体に悪影響を与えるのではないか、ということです。「病は気から」ということわざの通り、心の持ちようで体の健康も左右されます。例えばアメリカでは近年、「テロリズムへの不安」により、心臓病が増えているといいます。不安が心臓病の原因となり得るという科学的データも存在しています。健康に対する不安を抱え続けた結果、健康を損なってしまうというのでは本末転倒です。
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