お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。趣味を持つことの大きなメリットは、コミュニケーションの幅が広がることです。コミュニケーションは認知症のリスクを下げる重要な要素の1つです。しかし、そこには共通の話題が必要です。単にお酒を酌み交わすだけでもいいでしょうが、おなじみの仲間内で話すだけでは、広がりがありません。その点、共通する趣味の話であれば、お互いに情報を持ち寄ることで好奇心が刺激されます。「もっと深く知りたい」「次は○○を試してみたい」などと思えるのではないでしょうか。逆に言えば、交流するためには自分もある程度の情報を仕入れておく必要があります。それが励みになって、ますますアンテナを張り巡らし、その世界にのめり込んでいくわけです。こういうことは、誰でも頭の中ではわかっているはずです。ところが、私と同世代やもっと上の世代(特に男性)の場合「無趣味」という方が少なくありません。「仕事が忙しくて、それどころではない」「今さら面倒くさい」「疲れていて遊ぶ気力がない」というのが、よく聞く理由です。しかしこれは、たいへんもったいない話だと思います。そもそも好奇心は、誰でも持っているはずです。年齢とともに衰えるというものでもありません。「何に対しても興味が持てない」のだとすれば、年齢や多忙を理由にして、そう自分で思い込んでいるだけではないでしょうか。実際、高齢でも趣味を楽しんでいる方はたくさんいます。年季が入っている分、玄人はだしの腕前だったり、目を見張るような優れたセンスを感じさせたりするものです。そういう方々と接していると、「趣味を通じて、ずっとご自身を磨いてこられたんだな」という気がします。若い世代でも、そんな生き方に憧れるのではないでしょうか。
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