オシャレのすすめ

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。オシャレやコミュニケーションにおいて得意なのは、主に女性でしょう。年齢にかかわらず、ファッションや化粧に興味を持っている方が多いと思います。だから治療院に来られる際も、たいていきちんとした身なりをされています。どんなにお年を召されても、「自分をきれいに見せたい」という願望を持っておられるのでしょう。あるいは治療院にかぎらず、それなりに着飾って友人どうしで集まっては、延々とおしゃべりを続けるという方も少なくありません。それを迷惑に感じている男性もいるかもしれませんが、少なくとも脳にとっては、たいへんいいことなのです。逆に心配なのは、男性の方です。街中でも、例えばヨレヨレの格好をした中高年のサラリーマンの方をよく見かけます。社会と関わっているはずなのに、その意識が希薄になっているとすれば、いささかもったいない気がします。あるいは現役時代は相応に気を使っていたのに、定年退職を迎えたとたん、すっかり無頓着になってしまう方もいます。そうすると自宅にいる時間が長くなり、人と会わなくなり、ますます無頓着になるというスパイラルに陥ります。これは女性のケースの裏返しで、良くない兆候と言えるでしょう。だから、たとえ退職等によって社会との関わりが薄くなったとしても、意識して身なりには気を配ったほうがいいと思います。「人に会うから身なりを整える」のではなく、「ちょっとオシャレをしたいから人に会いに行く」というプロセスに変えるわけです。別にセンスが悪くて笑われても、気にする必要はありません。それもまた刺激になるし、何より「自分を良く見せよう」「どうすれば相手に一目置いてもらえるか」と自分なりに考えることが重要なのです。最近は、人とあまり関わりたくないという方も少なくありません。一人で悠々自適に暮らしたいということかもしれませんが、脳にとってはプラスにならないと思います。一人でいろいろやるのはいいとしても、「着の身着のまま」な生活にならないよう、周りに家族でも親戚でも友人でも、誰かがいる環境に身を置くことが大事です。