「老いない体」は、強い腸から

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。良好な腸内環境は「老いない体」をつくる要です。便通は毎日あるか、便は硬すぎず軟らかすぎず、いきまなくてスルリと出るか、鼻を突く悪臭を放ってはいないか…。毎日の食生活の結果である「便通」「便臭」は、腸内環境の状態を表すバロメーターです。便秘は腐敗便をつくります。腸内の有害物質はすみやかに外に排泄されないと、腸内でどんどん毒素を出しつづけます。そうして便は腸内で腐敗し、腸内環境は病気の温床に変わってしまうのです。また、便臭は食事と密接な関係があり、たとえば肉をたくさん食べた次の日の便は、強烈な悪臭を放ちます。動物性油脂の多い食事が、インドール(悪臭のもと)などの腐敗産物をつくる悪玉菌を増やすからです。タンパク質は大切な栄養源とはいえ、肉食を週2~3回程度に制限する理由は、ここにもあります。「理想的な便は水に浮く」というのは、インド伝統医学(アーユルヴェーダ)に伝わる、健康な便の目安です。ちょっと意識して観察し、健康に大きく関わる腸の状態を知ることも、「老いない体」をつくっていくためには重要な習慣です。