50代の肥満は「病気」と考える

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。若いころの肥満は、皮下の脂肪細胞に体脂肪がたまる「皮下脂肪型肥満」です。一方、中年以降の肥満は、肥大化した脂肪細胞が内蔵周りに増えることから「内臓脂肪型肥満」と呼ばれます。厚生労働省の「国民健康・栄養調査」(2014年)によると肥満の割合は、50代男性が3割強でもっとも高く、50代女性は2割強です。内臓脂肪型肥満は、血管系の病気を引き起こしやすく、脳卒中や脳血管性認知症の発症リスクを高めます。つまり、「寝たきり」になるリスクが高まるのです。さらには、免疫力低下で起こる「ガン」も肥満に関連していることもわかってきています。他方、肥満でも意識的に抗酸化物質をたっぷりとっている人では、発ガン率は低いというデータもあります。したがって肥満が絶対悪ということではありませんが、放っておけば、ガン、糖尿病、その他の健康障害を引き起こす1つの要因となります。やはり肥満は、軽視できない問題です。肥満を予防・解消することで老化の速度が抑えられれば、自然と免疫力の低下も防ぐことができるのです。