お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。私たちの体には「体内時計」があります。体はこの体内時計に沿って、自律神経や体温や血圧、ホルモン分泌など、1日のあらゆる活動をコントロールしています。「体を修復する時間」「目覚める時間」「そろそろ寝る時間」などがこの時計に沿って決まるわけです。この時計が、地球の時間と同じように時を刻めば体に負担がかからないのですが、時計が狂うと体が「今はいったい何時なの…?」と混乱し、健康のためにするべき活動ができなくなるのです。この時計は大体1日24時間サイクルで動いているのですが、民族によって1日の長さが異なります。たとえばアメリカ人の体内時計は1日「24時間11分」、日本人は「24時間10分」といわれています。日本人は普通に暮らしていても、1日に約10分ずつ地球の時間とずれていくということです。1週間で約70分、1ヶ月間で約300分(5時間)、1年で約3600分(60時間)もずれてしまいます。このずれは、要するに「時差ボケ」です。普通に過ごしているだけでも時差ボケになるのに、不規則な生活ももちろん体内時計を乱します。時差ボケになると、眠いし、体はだるいし、頭はボーっとするし、つらいものです。この時差ボケが年がら年中続いていると、疲れやすくなり、集中力はどんどん落ちて、ホルモンバランスも乱れます。実際に肥満、糖尿病、うつ病、不眠症は、体内時計との因果関係が大きいといわれています。このように、何もしなければどんどんずれていくのが体内時計です。それを毎日きちんと合わせる方法があります。それが「朝日」と「朝ごはん」です。「朝ごはん」を食べると、体内時計がリセットされ、外の時間に合わせて体の中の朝が始まります。「時差ボケ」にならずに1日元気に動けるようになるわけです。
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