食べることが胃を鍛える

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。食欲がわくかどうかは、一番大切な健康のバロメーターです。やはり胃は健康の源です。胃が健康かどうかは、胃酸の量が重要です。胃酸の量は年齢を重ねるにつれて少なくなっていきます。40歳あたりからガクンと減ります。「最近、焼肉が食べられない」「脂っこいものを避けるようになってきた」といった実感があれば、それは胃酸が減り始めた証拠だと思ってください。胃が元気かどうかを判断するいちばん簡単な方法は、朝からごはんをおいしく食べられるかどうかです。毎日、朝からもりもり食べられる胃を持っているなら安心です。また、「最近、肉が脂っこく感じて魚や野菜ばかり食べている」というのも要注意です。肉を健康に分解できる胃が最高です。胃が弱ったときに気をつけてほしいのは、「おなかに優しいものだけを食べること」です。こういった生活を続けてしまうと、「胃が弱い」➡「優しいものしか食べない」➡「胃の筋力が低下してさらに弱くなる」➡「もっと優しいものしか食べない」という悪循環になります。すると胃はますます弱くなってしまいます。胃は、急に弱くなるのではなく、胃を使わない食習慣をしているから弱くなるのです。最近は「プチ断食」がはやりですが、食べないことで胃は動かなくなります。胃の筋肉をキープする意味では、たまには焼肉やステーキに挑戦して胃が弱らないように鍛えた方がいいのです。100歳で健康な人とそうでない人の食事を調べてみたところ、いちばん違っていたのが「肉の量」でした。100歳を過ぎて長生きしている人たちは、そうでない人に比べて、動物性タンパク質をよく食べていました。中には、肉のかたまりのステーキを頻繁に食べるツワモノもいるそうです。いくつになっても肉が消化できる胃を持てば健康で長生きできます。