栄養は流れてしまうもの

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。男性は「溜まりやすく、落ちにくい」ようにできています。筋肉も、鉄分も、溜まります。男の人は、1日1食であろうが、カップラーメンにしようが、ほとんどの人がガクンと下がることはありません。一方女性は、月々の生理や筋肉のつき方といった体の構造上、栄養はどんどん失われていきます。「タンパク質を食べていますか?」という質問に「先週焼肉をたべました!」と答える人がいます。しかし、残念ながらそんな前に食べたタンパク質なんて、もう影も形もありません。他にも「休日に野菜をたくさん食べて1週間で帳尻を合わせていますから、大丈夫です!」という人もいますが、それも残念ながら、体には残りません。栄養素によっては数時間で跡形もなくなります。栄養は基本的には残らないのですが、その中でも残る栄養素もあるにはあります。たとえば、カルシウムや鉄は残ります。しかし、残るとはいってもそのままの形では残りません。カルシウムは、骨ミネラルという形で骨に取り込まれて残り、鉄はヘモグロビンや貯蔵鉄に形を変えて残ります。しかし、これらも必要な分しか取り込みません。そして、体に入ってこなくなったなどの「いざ」というときに、そこから骨を溶かしてとったりします。だから、食べなくなっても、急になくなることはないのですが、その分骨はスカスカになります。永久に残ることはありえません。また、タンパク質やビタミン、食物繊維、抗酸化物質などは頻繁に食べなければ、すぐに体からなくなります。栄養は、すぐ流れてしまうことをよく覚えておき、「必要なものをとにかく毎日」を心がけてください。毎日の積み重ねがあなたの健康の基礎力になります。