メタボとガンとの関係

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。日本はかつて、世界でも有数の「胃ガン大国」といわれていました。しかし、今はちょっと様変わりし、消化器系では「大腸ガン」が増加傾向にあります。女性はすでに大腸ガンのほうが多く、男性も近い将来、胃ガンを抜くことは間違いないと見られています。以前は欧米の白人に多く見られた大腸ガンが、日本人に増加している背景には生活習慣の変化があります。まだ日本で大腸ガンが少なかった時代、同じ日本人でありながら、大腸ガンが白人並の頻度で見られた人たちがいました。ハワイをはじめ、米国に移住した人々です。同じ遺伝体質をもっていても、生活習慣や生活環境が異なると、ガンの発症にもはっきり違いが見られたのです。その生活習慣の違いとは

・肉や脂肪分の多い食べ物をより多く食べていたこと

・酒類の中でもビールをよく飲んでいたこと

・野菜の摂取量が少なかったこと

・運動不足が目立っていたこと

・肥満者が多かったこと

しかも、大腸ガンがの他にも糖尿病、脂質異常症、高血圧、さらには動脈硬化、心筋梗塞なども多く見られたことから、メタボになりやすい生活習慣が大腸ガンも増加させていたことが読み取れます。メタボリックシンドロームとガンは、あまり関係がなさそうに見えるかもしれませが、メタボになる生活習慣は、そのまま、ガンになりやすい生活習慣そのものなのです。