お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。なかなか正体をあらわさないのが「生活習慣病」の特徴です。なかでも、「高血圧」は「サイレントキラー=静かなる殺人者」と呼ばれるほどわかりにくく、足音を忍ばせるようにしてそーっと近づいてきます。高血圧とは、血液が血管を通るときに高い圧力がかかることですが、軽症も含めると今、日本には血圧が高い人が約4000万人以上いると推定されています。40歳以上では2人に1人が、65歳以上では60%以上もの人が高血圧という時代です。年齢と共に増えていくのは、加齢と共に血管の老化が進み、柔軟性が失われていくためです。また、塩分のとり過ぎや運動不足、飲み過ぎ、喫煙、さらにストレスも高血圧の引き金になります。血管が硬くなると収縮期の血圧が上がりやすくなり、拡張期は下がりやすくなります。そこで、収縮期だけが高くなる「収縮期高血圧」が多くなり、血圧の変動も大きくなります。メタボの人の多くは「高血圧」という危険因子を抱えていますが、肥満、高血糖、脂質異常症などの因子も重なれば、症状はいやおうなく進行し、動脈硬化から生活習慣病へと進んでいくのです。「自覚症状がない」といって見過ごしていると、ついには、血管が詰まって心筋梗塞や脳梗塞を起こしたり、圧力に耐えかねた血管がある日突然破れ、脳出血というケースもあるのです。収縮期の血圧が200㎜Hg以上になると、こうした危機が迫ってくるのです。
コメントをお書きください