くちびるの色が赤いワケ

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。人間の顔の中でひときわ目立つ、赤い色をした「くちびる」。実はこの赤いくちびる、人間だけが持っている特徴なのです。皮膚は、外側から角質細胞が積み重なった「表皮」、神経細胞や毛細血管が走る「真皮」、「皮下脂肪(皮下組織)」という3層構造になっています。この構造は、くちびるもほかの部位の皮膚も同じですが、人間のくちびるは表皮が極端に薄く、そのほとんどが真皮で占められています。そのため、真皮の毛細血管の中を流れる血液が、表皮を通り抜けて表面に透けて見えてしまいます。つまり、くちびるを赤く見せているのは、血液の赤い色なのです。