気候の変化に要注意

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。自律神経は何によって乱されやすいのでしょうか。いろいろありますが、「気候の変化」は大きな要因の1つです。気候の変化というのは、気圧や温度、湿度の変化です。人はどれだけ寒くても風邪をひくことはありません。マイナス10℃の日々が続いたとしても、服や暖房で調節できていれば大丈夫なのです。ではなぜ風邪をひくのかというと、「気温の低さ」ではなく「気温が変わること」が原因です。暖かい日が続くと、副交感神経が優位になってリンパ球が増え始めます。ところが急に寒くなると交感神経が優位になり、顆粒球(白血球の一種)が増え始めます。気候の変化が激しい秋から冬にかけては、交感神経が優位になりやすく、顆粒球が増えリンパ球が少なくなることで、抵抗力が下がり風やインフルエンザにかかりやすくなるのです。この時期は、仕事や勉強などにも悪影響を及ぼしがちなので注意が必要です。温暖化の影響で四季のリズムが大きくくずれていて、11月なのに暖かいと思ったら翌日真冬並みの寒さになる、といったことも珍しくありません。自律神経は、気候の急激な変化に弱いので自律神経力を保てなくなってしまいます。心身ともに元気だったのになぜか急に調子が悪くなる、といったことになりやすいのです。