おススメ入浴「温度・時間」

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。お風呂の入り方は、人によってじつにさまざまですね。「熱いお湯に5分」という人もいれば、「38℃で30分」、長い人になると1時間という人もいます。本当に良いのはどんなスタイルでしょう?

 

①お湯の温度は、39~40℃

バスルームのパネルには推奨温度が「42℃」となっているケースもあります。たしかに、人里離れた「秘湯」などへ行くと、42℃くらいの熱めのところが多いようです。しかし医学的に見ると、42℃は熱すぎです。交感神経を急激に上げてしまい、血管が収縮して血流が悪くなるからです。お風呂で血流を悪くしているのでは、本末転倒ですね。さらに、42℃だと腸の温度も急激に上がり、自律神経バランスが乱れます。いかにも「お風呂で温まった」という手ごたえのある温度ですが、とても危険なのです。温泉や銭湯で倒れる人がいますが、多くは、熱すぎるお湯に入って血管が急に収縮したことが原因です。

 

②入浴時間は15分

実際に湯舟に浸かっている時間です。洗い場にいる時間は含みません。15分のうち、「最初の5分は首まで浸かる全身浴、残りの10分はみぞおちぐらいまで浸かる半身浴」がいいでしょう。

 

③お風呂から出たら、コップ1杯の水を飲む

脱水症状を防ぎ、老廃物を排出させる効果があります。

 

①~③を満たす入浴法だと、血流が良くなり、腸内温度も上がりすぎずに、体の深部体温を、38.5~39℃という適温に保つことができます。自律神経も整い、気持ちよく眠りにつくことができます。入浴は、汗を流し、体を清潔に保つだけでなく、一日の終わりに、滞った血流を改善する効果が非常に大きいのです。理にかなった快適な入浴が、心身の調子を整えてくれます。