お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。「ストレスで胃が痛む」などと言うように、精神的ストレスが体に影響を与えることはよく知られています。ストレスは、適度であれば生体機能を活性化させ治癒力を高めますが、過度になると免疫力を低下させます。ストレスを受けると交感神経が刺激され、副腎からホルモンが分泌されます。こうしたことで免疫細胞のリンパ球が減り、免疫力を低下させることが科学的に証明されています。ストレスが生じると、全身の血管が収縮して血液循環が悪化し、新陳代謝や免疫力が低下します。また、高血圧、糖尿病、痛風、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病や、肩こり、腰痛、うつ病やガンなど、さまざまな病気や不快な症状が発生します。ストレスへの対処法を工夫することは、心身の健康を維持することにつながるのです。何をストレスと感じるかは、性別・年代別で大きく異なります。厚生労働省が行なった、2007年の「国民生活基礎調査」によると12歳以上の男女について、男性の43.8%、女性の52.2%が「日常生活で悩みやストレスがある」と回答しています。年齢別にみると、男女とも35~44歳が最もストレスが高く、年齢が高くなるにつれてその割合は低下傾向にあるという結果が出ています。女性は、うつ病になる確率が男性の2倍ほど高く、すべての年齢層で男性よりも強くストレスを感じています。それは、思春期や更年期における身体の変化に加え、妊娠、出産、育児のような生活やホルモンバランスの変化も影響しているのでしょう。
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