空腹時に甘いものを食べると脳ストレスがたまる

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。仕事をしていると、脳が疲れはじめて集中力がなくなる10時頃、3時頃などのティータイムは、ほっとするひとときですね。しかし、ティータイムにコーヒーとともにクッキーやチョコレートなど甘いものをつまんだとき、やる気がそがれてしまい、そのままだらだらと甘いものを食べ続けてしまった経験はありませんか?「シュガーハイ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。なんだか楽し気な響きですが、これはけっこう怖い現象です。シュガーハイとは、空腹時に甘いものを食べたとき、脳に高揚感が生まれることで、これが甘いものを食べ続けさせる原因になっていることがあるのです。甘いものを食べるとセロトニンが一瞬増えるので、「楽しい気持ちになれる!」と脳が錯覚します。しかし、セロトニンはすぐに消費されるため、その効果は持続しません。それどころか甘いものを食べ続けないと、イライラ感が出てきてしまいます。甘いものを食べるといったん血糖値が上がりますが、その後にインスリンの働きで血糖値は急激に下がります。次に、下がった血糖値を上げようとして、アドレナリンなどが分泌されます。アドレナリンが出ると、イライラするなど気持ちが不安定になります。すると、脳は甘いものを食べると楽しい気持ちになれると錯覚しているため、アドレナリンによるイライラ感を解消しようと、さらに甘いものを食べたくなってしまうのです。ちなみに、バターなど油脂が多く含まれる甘いものは、脂肪酸が脳にある摂食中枢を刺激するため、食べ始めはそうでもなくても、食べている途中にもっともっと食べたいという衝動にかられ、食べ過ぎを招きます。