お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。風邪をひいたとき、汗をかきだしたらそれは、治り始めのサインです。風邪は体にウィルス(細菌)が入って起こる病気で、その種類は約200種あります。ウィルスが侵入すると、体はそれを追い出そうと必死に戦います。のどに入り込んだウィルスを咳で吐き出そうとしたり、鼻に入ったなら鼻水で洗い流そうとしたりします。そして、体内に入り込んだウィルスに対しては、体温を上げて応戦します。体温を上げることのメリットは、熱に弱いウィルスが増殖するのを防げることと、ウィルスと戦う体細胞の働きが活性化することです。脳から「熱を上げろ」という命令が下ると、体は震えて筋肉を収縮させ、体温を上げます。しかし、39℃以上の高熱が出続けると逆に、人体には大きな負担となり、41℃を超えると細胞が破壊され、最悪の場合死んでしまいます。熱を上げるのは、やむをえない緊急時の措置なのです。また、ウィルス撃退後は、体はすみやかに平熱に戻ろうとします。体の熱を放散させるために皮膚表面の血管を拡張させたり、汗をかいて熱を逃がそうとするのです。風邪による発熱は、体がウィルスと戦っている証拠なのです。
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