お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。人間の足は26個の骨からなり、その中にアーチ型をした3つの骨があります。親指と小指のつけ根をつなぐ「横のアーチ」、小指のつけ根とかかとを結ぶ「外側のアーチ」、親指とかかとを結ぶ「内側のアーチ」がそれです。このアーチは体重を分散させる働きがあると同時に、バネの役割を果たしています。内側のアーチは最も高さがあるため、健康な人の足の裏には土踏まずがあります。しかし、近年は内側のアーチが低く、土踏まずがない子供が増えています。昔と比べて裸足で歩いたり、外で遊ぶ時間が減っていることが主な原因といわれています。このような状態の足を扁平足といいます。アーチが低くなると体重の分散がうまくいかず、足を蹴り出す力や着地時のバネの力が弱まります。その負担が足のほかの部分やふくらはぎの筋肉などにかかり、結果として疲れやすい足になってしまうのです。実は新生児には土踏まずがなく、足の裏は平らになっています。土踏まずは、歩くことで発達する足の筋肉や靭帯とともに形成されます。一度形成された土踏まずも、足に合わない靴をはき続けたり、運動不足による筋力の低下などが原因で形が崩れてしまうことがあるので注意が必要です。
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