お茶は種類によって適温が違う

こんにちは、風の整体院 岩田です。お茶(日本茶)には、煎茶、番茶、玉露などの種類があり、おいしく味わうには、それぞれにふさわしい湯の温度があります。お茶の中には、タンニンやカテキンなどの苦味の成分とアミノ酸などのうま味の成分が含まれていて、それぞれの成分は溶け出す温度が異なります。苦味成分のタンニンは湯の温度が70℃ぐらいから溶け出し、うま味成分のアミノ酸は50℃くらいから溶け出します。煎茶にはタンニンが多く含まれています。熱湯だとタンニンが一度に溶け出してしまうので、煎茶は70~80℃くらいで飲むのが最もおいしいのです。番茶はタンニンもアミノ酸もあまり含んでいないので、熱湯(90~100℃)で飲んだほうがおいしいです。玉露はアミノ酸が多く含まれているので、それが溶け出す温度(50℃)と、タンニンが溶け出さない温度(70℃)のあいだの50~60℃が適温なのです。