こんにちは、風の整体院 岩田です。柿には甘柿と渋柿があり、古くは柿といえば渋柿のことを指していました。渋柿でも、熟したものや干したものは渋味を感じなくなるので、熟柿や干し柿を食べます。一方、甘柿には完全甘柿と、種子ができないと渋が残る不完全甘柿があります。日本には1000種あまりの柿があるといわれていますが、その中で完全甘柿はわずか10数種しかありません。渋柿が渋いのはタンニンという物質によります。この物質は水に溶けやすく、食べたとき舌の上で溶けるから渋味を感じるのです。ところが、渋柿でも熟したり、干したりするとタンニンが水に溶けにくくなるので渋味を感じないのです。甘柿にもタンニンが含まれています。まだ、熟していない甘柿を食べると、タンニンが水に溶けやすい状態にあるので、渋味を感じます。秋になって成熟すると、タンニンが水に溶けにくい形に変化するので、食べても渋味を感じないのです。
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