脚には役立たずの骨がある?

こんにちは、風の整体院 岩田です。人間の体はさまざまなものからできています。その中には、たいして役に立っていないものもあります。その1つが脚の骨にあります。膝から足首までを構成しているのは2本の骨です。1本は太くて内側にあり、脛骨といい、もう1本は細くて外側にあり、腓骨といいます。腓骨の「腓」はふくらはぎのことですが、あまり役に立っていない骨というのは、この腓骨です。脛骨と腓骨の2本の骨のうち、膝関節で大腿骨とつながっているのは脛骨だけであり、体重の90%は脛骨が支えています。腓骨は脛骨よりはるかに細く、膝の部分で脛骨を後方・下方から支えているだけで、体を支えるということではほとんど役に立っていないのです。腓骨は取り去ってもさほど支障はないので、事故や病気で骨を移植しなければならなくなったときなどに、腓骨が使われているのです。