こんにちは、風の整体院 岩田です。大地に生息する土壌菌と私たちの腸内細菌は、構成がほぼ同じです。腸内細菌の遺伝子解析データによれば、腸内細菌の半分以上を占めるファーミキューテス門と呼ばれる細菌群と土壌菌の構成がほぼ同じだと実証されたのです。また、納豆菌を含む発酵食品に含まれる菌群も、腸内細菌叢(腸内細菌の集合体)と似通った構成をしていることがわかりました。つまり、腸内細菌の活性化には、発酵食品を積極的に食べることが有効というわけです。また、菌が育てた食べ物にも免疫力を活性化する作用があります。その食べ物とはキノコです。キノコにはβ-グルカンという免疫力を高める成分が多く含まれます。この成分は、腸内細菌や酵母、菌類、カビ類などの細胞壁にも存在しています。β-グルカンは天然物質の中で最も有効な免疫増強物質と言われています。β-グルカンは、外敵となる微生物の細胞壁にも存在します。キノコのβ-グルカンが腸内に入ってくると、免疫細胞は外敵が入ってきたと勘違いしてパワフルに働き出します。そのパワフルさで、ガン細胞にも反応し、攻撃を繰り返してくれるのです。キノコの種類はなんでも構いません。
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