アルコールを大量に摂取して、記憶がなくなるとはどういうことでしょうか?泥酔状態になると、脳の記憶中枢が働かなくなり、記憶が残されにくくなります。つまり、あったはずの「自宅まで帰り着いた記憶」が無くなったのではなく、そもそも記憶されていないのです。しかし、完全に脳がシャットアウトされたのではないため、断片的な記憶は残されていることがあります。記憶がないのに自宅に帰り着いているメカニズムには、もう1つのポイントがあります。意識が混濁した中で自宅に帰り着いた人は、すぐに眠りに落ちてしまうのではないでしょうか。すると、おぼろげな帰宅の記憶がその時点であったとしても、睡眠によって抜け落ちてしまうことが考えられます。
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