単発の振動は脳には刺激を与えますが、電車の中のような周期的な振動は脳が慣れてしまうので「ゆりかご」に近い状態になります。赤ん坊が適度に揺られるほうが寝付きがいいのもこのためです。それに加え満員電車内では空調が悪く、酸欠に近い状態になってしまうことも関係していると考えられます。人の脳を正常に働かせるには身体全体にある酸素の40%にも及ぶ量が必要とされており、脳に送られる酸素の量がこれより下回る環境下ではボーっとしたり眠たくなる傾向があります。しかし、これらの環境が電車や車に揺られて眠くなる一番の原因ではありません。一番の原因は現代人に多く見られる睡眠不足です。
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